28日午後10時半ごろ、浜松市東区のマンション4階から、「男が部屋の中にいる」と110番通報があった。この部屋に住んでいる30代女性と60代男性が、室内で男に刃物で切りつけられた。静岡県警によると、2人とも命に別条はない。
県警は29日、自称、浜松市中区の派遣社員、大田原広和容疑者(41)を殺人未遂や住居侵入などの容疑で逮捕し、発表した。女性の元交際相手で、容疑を認めているという。4月に女性に対するストーカー規制法違反容疑で逮捕されていた。
逮捕容疑は28日午後10時半ごろ、浜松市内の60代男性方のマンションに侵入し、帰宅した女性と男性に刃物で切りつけ、殺害しようとしたなどというもの。浜松市消防局によると、2人は複数の箇所を刺され、男性は重症で、女性は命に別条はないという。
県警「毎月1回程度、女性に連絡していた」
県警によると、今年1月に金銭トラブルで女性から相談があり、3月にストーカー規制法にもとづいて大田原容疑者につきまといの禁止命令を出し、4月には同法違反容疑で逮捕したという。県警は毎月1回程度、女性に被害がないか連絡を取っていて、9月20日に連絡した際に特に異常はないという回答だったという。(本間久志)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル